というわけで4月度のライブが無事終わりました。といってもうすでに終わってから1週間も経ってしまっていて申し訳ございません。
『壺算』は予想以上に苦戦した今回は、事前に告知していた通り春風亭昇太師匠につけていただいた『壺算』のネタ卸だったが、その前に一席目に選んだのは『紀州』。これは地噺といって従来の落語のように会話で物語が進むのではなく、説明というか簡単に言ってしまうとナレーション、要するに会話ではない地の部分で進んでいくから地噺っていうんだけど、これがホーキング青山には合うんじゃないか、以前よりいろんな方から言われていた。ちなみにこの”いろんな方”の中のいちばんすごいのが春風亭小朝師匠(!)。けど、まだうまくいった試しがない。そんなんで、みんなに「合う」と言われているのにちっとも合う気がしない『紀州』が実際にはどうなのか、試してみたくやってみた。
で手応えは……

これが合った!
これまでやった『紀州』の中で一番良い出来だった。実際にお客さんのウケもすごく良く、私自身もやっててすごく気持ち良かったんだけど、これまで自分がやった『紀州』となにが違うのか?やってるときも終わってからもいまだによくわからないが、とにかくわかりやすくやろうとだけは心がけていた。

『紀州』はこれまでで一番の出来かも。でもって、そのまま二席目へ。
一席目の良い雰囲気を壊したくなかったのと、あと枕もかなり長めにしゃべったのに喉がそんなにツラくなかったので、そのまま行くことにした。
『壺算』は、実はこの噺をやると決めて覚えたときから、これにまでにはない手応えがあった。
これまではとにかく覚えてから自分のものになるまで、自分がしゃべるその噺が面白いなんて思えたことは正直一度もなかった。もともとその噺が面白いと思ってやろうと思うんだから、当然この自分が覚えた段階で落ち込むわけ。なんでこんなに面白い噺を自分が喋るとこんなにつまらなくなっちゃうんだろうって(笑)またこれが不思議なもんで、そこからまた稽古を重ねていくと、だんだんだ面白くなってくる。
それでも高座でかけるまですごく不安もある中でかけてはじめていろんなことがわかる。
それなのに今回は、噺を覚えた段階から面白かったのだ。面白いというのは喋っていて自分が面白いということではなく、他人様に聴かせて笑ってもらえるって意味ね。
これが最初からあるんだから、正直戸惑っちゃった。
でこれが吉と出るのか凶と出るのか最後まで不安なまま高座でかけたら、正直こちらの予想よりはるかにウケが悪く、がっかりした。
これはなぜなのか、やっているときにはまったくわからなかった。やはり弟分が兄貴分や店員に値切ろうとしてやることが、所作がないから伝わりにくかったのかな?というのが唯一感じることだったのだが、あとで映像で見る限りこれは正直そんなに関係ない気がした。
なんなんだろう?と思っていると、アンケートのあるコメントが引っかかった。

「二席目の落語、自分は計算が苦手なんで途中から噺についていけませんでした」

なんと同じような感想が三通あったのだ!
うちのお客様は大丈夫なんだろうか?自分たちが気づかない間に騙されたりしていないのだろうか?
本気で心配になった(笑)

とまあそんなんだが、今回は自分の中では一勝一敗かなと思っている。

ともかく、お足元の悪い中、誠にありがとうございました。

しかし落語というのはやはり奥深くやればやるほど新たな発見があったり、そうかと思うとまったく未知の世界を見せてくれ途端になんにもわからなくなる。
オレみたいなこんな月一回程度しか落語をやらないものですら毎回これだけいろいろなことを感じるのだから、日々やっているプロの落語家さんはどれほどのことを感じているのだろうか?想像するだけでやはりすごいと思う。

とまあそんなんで今回も無事終わりましたが、次回はいよいよデビュー20周年の記念イベントです。

ホーキング青山は来る6月21日でデビューから満20年を迎えます。
この20年というのは振り返ると、私にとってあっという間だったような気がする反面、ものすごく長かったようにも感じています。
しかしながら、20年間どうにかやってこられたことは紛れもない事実であり、これもひとえに応援してくださっている皆様と、いつまでもあきらめきれずにやり続けた往生際の悪い私のおかげです(笑)
ともあれ、応援してくださっている皆様への感謝を込め、今回デビュー20周年記念イベントを開催することにしました。
デビュー20周年記念のイベントに呼ぶふさわしいゲストは誰か?昨年からずっと考えていたのですが、やはり私がデビュー前から人生で一番影響を受けたであろう“Mr.プロレス”ことプロレスラーの天龍源一郎さんしかいない!との思いに至りました。
今回は、天龍さんにお願いして「90分1本勝負」と題して、全編トークで行います。天龍さんがゲストで出られるイベントでもここまでたっぷりしゃべるのは初とのことです。またさらにお客様からの質問もお受けします。
私もネタをやらない分、天龍さんからおもいっきりトークを引き出し、プロレスファンもそうでない人もどちらも楽しめるライブにしていきたいと思います。
ぜひいらしてください。

『ホーキング青山デビュー20周年記念スペシャルトークライブ「ホーキング青山VS天龍源一郎〜90分1本勝負〜」』

ゲスト:天龍源一郎

日時:2014年5月24日(土)PM6:00開場/6:30開演
料金:前売1,500円/当日1,800円 全席自由 チケット発売中
会場:ミニホール新宿Fuー(JR新宿駅より徒歩8分・西武新宿駅より徒歩1分・都営地下鉄大江戸線新宿西口徒歩5分)
〒160-0021東京都新宿区歌舞伎町2-45-5新宿永谷ビル1F
TEL03-3232-1251 ※会場のミニホール新宿Fuーは、入口に二段ほど段差がございますが、スタッフでお手伝いさせていただきますので、車いすの方もお気軽にご来場いただけます。また、もしなにかございましたら、お気軽に声をお掛けください。
ご予約・お問い合わせ先:ホーキング青山プロモーション
TEL03-3752-8252http://www.hawkingaoyama.com(ご予約は「ご予約フォーム」、お問い合わせは「ホーキング青山プロモーションへのメール」から)
お席に限りがございます。満席になり次第、ご予約は締め切らせていただきますので、お早めにご予約ください。
なお、前売りの時点で満席になった場合は、当日券の販売は行わない可能性もございますので、ご了承ください。