最近Twitter等で「本の企画で……」とよく書いているが、今回はこれまでのホーキング青山の本と異なり、「ホーキング青山が真面目に福祉を語る」というコンセプトの企画なんだけど、自分は障がい者ではあるが、そもそも福祉について勉強したことなんかまったくないから準備が大変で、一から学ぼうと今必死こいて勉強している。
で今回は、その一環で担当者から誘われてそれまで自分は出ることはあってもわざわざ聞きに行くなんて絶対に考えられなかった福祉の講演会に行ってきた。
硬くて、しかも言ってることは最もでもあまり実生活では使えない、そんな風に想像してたが、これが特に三本あったうちの一本目はかなり興味深い話だった。
以下、勉強の成果と忘れないための(笑)レポ。

「ファイザープログラム 心とからだのヘルスケアに関する市民活動・市民研究支援」
http://www.pfizer.co.jp/pfizer/company/philanthropy/pfizer_program/index.html

一本目は、視覚や聴覚に障がいのある人(この表現自体がこれまでのホーキング青山と違うでしょ笑)との美術鑑賞についてのお話。
これらの人たちが実際に美術館に行って困ることが次々と挙げられていく。視覚障がいの方はそもそもどうやって美術鑑賞するんだよ!?と極めてホーキング青山らしい思いが浮かんだが(笑)、聴覚に障がいのある人が展示物は普通に鑑賞できるが、解説を聞くことができない、美術館の方になにか聞こうとしても手話ができる方がいなく、結局楽しめない、という話しはいきなりこちらの盲点をつかれた。
それらに対しいくつかの提案をしつつ実際にそういう方々の美術鑑賞会を企画し実施した模様が紹介され、話はいよいよ待ちに待った(!)視覚障がいの方の美術鑑賞について。
視覚障がいの方と健常者の3人ほどのグループで鑑賞し、視覚障がいの方が健常者にどういう絵か説明してもらい鑑賞するという。最初に聞いたときにはそんなんでなにが分かるんだよ!?と思ったし、実際に絵をどうやって言葉で説明してるのかぜひ聞いてみたい、ぐらいしか思わなかったが、終了後講師の方に詳細を伺ったら、視覚障がいの方からどんどん質問されるとその見えない故の想像力の豊かさからか、絵を見ている健常者が思わず答えに窮するぐらい細かいところまで質問が及ぶ。視覚障がいの方からの質問によって健常者の方が絵に対し新たな発見もあったりするというんだから、やはり第六感というか視覚障がいの方にもそのハンデを補おうとする働きが起きるんだなあ、と改めて実感した。
次元は違うが、手で食事を摂る国の人は食べて味わうだけでなく、「指で味わう」こともできるという話を聞いたことがあるが、視覚障がいの方だからこそ味わえる絵の素晴らしさも絶対あるんだろうなあ。

二本目は知的障害や発達障害の方の性についての話だったが、これは実際にどれだけ障がい当事者と実際に関わる人たちに理解させられるかが大事な話。
まあ、正直この話はオレの方が詳しいぞ!と思いつつ聴いてた(笑)

三本目は、福祉運動の社会的な広がり方のお話。
そりゃそうだわなあと思いつつ、オレももう少しスマートにできたんじゃないか(いろんなことが)、とふと自分のことを振り返り思ったりもした。

とまあざっと振り返ってみたが、今回はじめてこういう場に参加させてもらったが、はじめての話も多く視野の広がる思いだった。
でも、障がい者として生まれて38年間も生きてきて、今さら福祉の話を聞いて視野が広がるというのも、我ながらなんだか不思議な感じ。